2024/02/27 06:16
ここは田舎だからね
お店があんまりないの
時々街へ行くとおったまげる
情報情報情報
物物物
人人人
車車車
なんじゃこりゃーのカタカタグリッドに
お店ってありがたくて便利だけどさ
あんなにたくさんの物が並んでるってことはだよ?????
その向こう側に
そこにある物以上の
たくさんのいのちいのちいのちがみえるわけですよ
その事実にくらくらする
その光景をみるたびに
もうわざわざ
あたらしく生み出す必要も
働く必要もないのでは??とおもっちゃうの
生み出すこと
働くことに無駄なコストがかかりすぎるんだもの
ここでいうコストってお金だけのことじゃない
いのちまるごとのこと
わたしは
テキスタイルアーティストである以前に
家業が伝統工芸、染織を生業にしてきた
一本の糸を生み出すところから
自然に入り植物を採取して染料に
糸を染めて 織り上げて
気が遠くなるほどの
幾つもの工程を経て
着物になる過程のすべてを
全部みてきたし 一時は一緒にやってもきたよ
それが日常茶飯事だったから
ずっとみてきたし
やってみてもいるからわかるけど
ゼロイチなんてないの
そもそも人間はイチからしかつくれっこない
すべては与えられていて
そのギフトを受け取りつくってる
地べたにいたらまじまじと体感する
お料理、お洋服、本だって
なんだってそうだよね
あるときから
あたらしく素材をむかえるのをやめました
もうぜんぶすでにあるから
捨てればよし
あたらしくむかえればよし
流行ればよし
売れればよし
買えたらよし
みたいな価値観が
わたしにはぜんぜん合わなかった
だって
いまここにあるものも
プロセスもぜんぶがいのちだもん
ただしさからのそれではなく
純粋にいまここにあるものにこそ
とんでもなく価値があると感じてる
だから
まっさらな素材ではなく
着古した衣服でishikiをつくったり
そんなことをやってきたし
これからさらにやっていきたいおもってる
現実的な話をすると
買って捨てておわりなわけなくて
売れなかったもの
捨てたもの処分するのに税金だって
いのちの時間、エネルギー、スペースだって
いっぱい使ってる
そのほかにももろもろ歪みは生まれてる
これがその歪みだと気付かずにいられた時代は
もう戻ってはこないよね
こむずかしいはなしを
したいわけじゃないけれど
大地とishikiはまほうのじゅうたん
ただここに在るだけで
ひかりもかげもぜんぶみせてくれるんだよ
ぜったいに絶望でおわらせてはくれない
こんなアイディアはどう?
ユニークななインスピレーションを届けては
導いてくれる
そんなおもしろいアイディアや
インスピレーションを受け取って
じっとしてられるわけがないんだよね
進化成長 キラキラの包みの裏側が
しっかり崩壊していくのを
そうはいっても仕方ないよねと眺めているより
わたしなんかがやったところで、、、とかとか
堂々巡らせているよりも
わたし おもしろいほうがいいもん
創造的なほうがいいし
いのちがひらいていくことに
わたしのいのちを使いたい
祝福だけになっていく
インスピレーションがあるのなら
そこへ行きたいととっととdoするのは
ごくごく自然なこと
かたちあるもの
かたちなきもの
いま!という一点でむすばれしとき
いのちを照らす祈りとなる
粒点線輪
祝福のtextilegrid